フェルデンクライスメソッドとは?/メソッドの創始者モシェ・フェルデンクライス
フェルデンクライスメソッドとは?
「自分自身でいること」がもっと素晴らしいものになる
フェルデンクライスメソッドは、体の動きをとおして私たちの能力を引き出す、
ソマティックエディケーションです。

フェルデンクライス メソッドは、人間の機能、発達、学習を理解するためのユニークで洗練されたアプローチです。動きや思考、感情を新しい方法で探索するこのメソッドは、シンプルで魅力的な方法と、応用の広さが特徴です。メソッドのレッスンには、ニーズに合わせた二つの形式があります。「動きを通しての気づき」(ATM : Awareness through Movement)というグループレッスンと、「機能の統合」(FI : Functional Integration)というマンツーマンのレッスンです。
どちらのアプローチも、同じコンセプトに基づき、より有効性の高い知的な行動に向かって自己を再組織化するという神経システムの能力を使っています。フェルデンクライス メソッドは、私たちひとりひとりが本来持っている知性を喚起し、利用できるようにするのです。


ATMレッスン
(グループレッスン)


生徒は言葉によってガイドされながら、一連の動きのバリエーションを行い、自分の動きに注意を向けます。そして、注意と知覚、イマジネーションを使ってより効果的な動き方、自分自身の使い方を発見するよう促されます。
FIレッスン
(プライベートレッスン)

フェルデンクライス・プラクティショナーと生徒との個人セッションです。プラクティショナーは生徒のニーズを特定し、それに応えるように個別にデザインしたレッスンを、主に手を使って生徒の動きをガイドしながら行います。生徒は、自分の習慣的なパターンに気づき、動きと行動を再構成し、学習したことを日常生活の行動に統合します。

 

 

メソッドの創始者モシェ・フェルデンクライス

●フェルデンクライスメソッドという名前の由来

モシェ・フェルデンクライス
Moshe Feldenkrais

Courtesy of Feldenkrais Institute,Tel Aviv,Israel
このメソッドの創始者であるモシェ・フェルデンクライス(1904~1984)にあります。
フェルデンクライスは、ロシア生まれの物理学博士で、柔道のエキスパート、また、機械工学の技術者でもあり、教育者でもありました。

フェルデンクライスはロシアで生まれました。13才の時に、彼は同年代の友人達と徒歩でイスラエル建国時のパレスチナに移住、そこで労働者、地図制作者、数学の教師として働きました。彼はスポーツ(体操、サッカー)も得意で、武術(柔術)もよくしました。20代なかばに、彼はフランスに行き、そこでついに、l’Ecole des Travaux Publiques de Parisの機械電気工学科の卒業生となりました。後に彼は、ソルボンヌ大学で物理学博士となり、そこで、ノーベル物理学者ジュリオ・キュリーの初期の原子核研究のアシスタントをしました。

パリで、フェルデンクライスは、現代柔道の創始者である嘉納治五郎にも出会い、外国人として初めての黒帯保持者のひとりとなり(1936)、指導者として、またその著書によってヨーロッパに柔道を紹介しました。また、1940年代の初めに、彼は英国海軍本部の対潜水艦作戦のために働いたのですが、その間、彼は音波探知装置によっていくつかの特許を取得しています。

膝の大けがで苦しんだ後、フェルデンクライスは自分自身の身体を研究のために用い、彼の知識と、生物学、周生期発達学、サイバネティクス、言語学、システム論理への深い興味とを合流させることにしました。彼は、歩くことを自分に再教育したのですが、そのプロセスのなかで、人間の機能を向上させるために中枢神経システムのパワーにアクセスする、非凡なシステムを開発したのです。

フェルデンクライスは、心理学、神経生理学、その他の身体関連の分野について深く学び、1949年にイスラエルに帰りました。そこで彼は、フェルデンクライスメソッドとして知られているシステムに、彼の理論を統合し、それをさらに精密にする仕事を続けました。





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