レッスンプログラム/ワークショップ一覧/ワークショップ2018年2月24日(土)、25日(日)※終了しました。

タイトル


指導:松本裕子(ピアニスト、フェルデンクライスプラクティショナー)
かさみ康子(フェルデンクライスプラクティショナー)
協同主催:ミュージックスタジオC、フェルデンクライス・ジャパン


音楽家は、音楽を通して自分自身と周囲の間に、とても個人的でありながら同時に無限の広がりを持つ世界を創り出します。そこには、芸術性と感動を担うためのスキルと、感情、感覚、思考の要素が集約されて相互に綿密に関わり、時には人生そのものと同じように大きな意味が生まれます。

フェルデンクライスメソッドは、動き、感情、感覚、思考に同時にアプローチしながら人間の能力の向上を目指すソマティックエデュケーションです。繰り返し同じ行動をすることによって学習されたパターンは、非常に有用性が高い部分と同時に、意図していない要素を生み出すことがあります。音楽家を悩ますフォーカルジストニアもその一つです。フェルデンクライスのレッスンでは、気づきを利用して脳の可塑性を引き出し、意図と行動をつなげようとします。応用性の非常に高いこのメソッドは、多くの音楽家によって実践されています。

前回に引き続き、今回のワークショップでも、フォーカルジストニアを患うピアニストに参加者を限定し、少人数での体験と実践を通して、問題となっている状況は一体何なのか?を探索し、フェルデンクライス的なアプローチで解消の道筋を見つけようと試みます。

《対象者》
フォーカルジストニアを発症しているピアニストの方
《参加費》
・2日参加 35,000円(税込)
・1日参加 20,000円(税込)

開催内容
二人の講師から
講師プロフィール

お申込方法
キャンセルについて

開催した過去の
《音楽家のためのワークショップ》

2017年9月
「ジストニアに悩む
ピアニストのために」
2015年3月
「音楽とつながる からだと心」
2014年9月
「音楽と自分をひとつにしよう」
2014年4月
「フォーカルジストニアに悩む
ピアニストのためのワークショップ」
2013年10月
「フォーカルジストニアの症状がある
ピアニストのためのワークショップ」


対談

■ 開催内容
第1回(2017年9月開催) 肩甲骨と指
ジストニアと強い関連を指摘されている肩甲骨と指の関連性を明確にすることに焦点を当てました。
ATM・FIで肩甲骨の動きにアプローチし、その後ピアノを演奏していただきながら、実践的な活用法を学習。
ジストニアの症状がどのように改善されるか実感していただきました。

第2回(2018年2月) 骨盤、背骨と指
身体の動きの源となる骨盤と背骨の動きをメインに、体の使い方や指先へのアプローチを実践的に探求します。


日 時 2018年2月24日(土)、25日(日) 10時〜17時(途中に休憩をはさみます)
会 場 ミュージックスタジオC(西八王子10分)
講 師 松本裕子(ピアニスト、フェルデンクライスプラクティショナー)
かさみ康子(フェルデンクライスアシスタントトレーナー)
内 容 【ワークショップの内容】
・メソッドの概説。
・フェルデンクライスのFIレッスン(個別レッスン)、ATMレッスン(グループレッスン)
・指先の症状と全身との関わりを探り、その対処法について具体的奏法へのアプローチ
・ピアニストに必要な解剖学、フェルデンクライスを応用した基本的ピアノ奏法の実践
・ディスカッションおよび質疑応答


【フェルデンクライスメソッドとは?】
物理学者モシェ・フェルデンクライス(1904〜1984)によって造り出された学びの探究法を「フェルデンクライス メソッド」と言います。体の動きと感覚システムの働きを利用して能力を再開発する方法で、発育・発達段階で動きを学ぶプロセスを利用しているのが特徴です。最新の脳科学と一致するユニークで有効性の高いこのメソッドへの評価は世界中で高まっており、芸術、スポーツ、教育、リハビリ、運動など、あらゆる分野の人々によって実践されています。


■ 二人の講師より:今回のワークショップのねらい

松本裕子 松本裕子
ジストニアを患うピアニストをこの数年フェルデンクライスを応用したレッスンで指導してきた経験から、共通した傾向があることに気づきました。それは、単に症状が出ている指だけの問題ではなく、年少時からピアノを学習してきた間に培われてきた体の使い方の癖です。体の動きの繋がりの問題や、指先の知覚プロセス、そして体の中心部分の固め方など、共通して現れている問題点をグループでのアプローチによって客観的に捉え、回復の糸口につなげられることを期待しています。
レッスン時にいつも驚くのは、「ピアノを弾く」という言葉から奏者がイメージする動きには想像以上に多くの方法があるのだという事実。「指を動かす」という基になる動きは、身体の機能ではどういうことなのか。指や腕以外に体全身がどのように関わるのか。単なる知識ではなく、ピアノ上でアプローチをしながら実感として認識して頂きます。加えて、「速く動かす」や「感情を込める」といった「感情+動き」についても、機能的側面からじっくり分析したいと考えています。
このようにフェルデンクライスメソッドを活用して基本的な動きを探し出すことが、脳が「演奏する」ための方法を再学習し、症状の出ない新しい指の動きを模索する効果的な方法だと考えています。具体的な日々の練習方法や演奏法についても触れていきます。
Profile Music Studio C 代表 松本裕子こちらピアニストのためのフェルデンクライス
桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学ピアノ科卒業。米国インディアナ大学音楽学部大学院ピアノ科修士課程及びパフォーマーズ・ディプロマコース修了。在学中にアソシエイトインストラクターとして後進の指導にあたる。5年間のアメリカ留学の後、モスクワ音楽院付属中央音楽学校において音楽教育研修コース修了。 1998年頃より手の不調を感じて演奏を一時期断念。その後身体のメカニズムや使い方に興味を持ち2007年よりフェルデンクライスを学び2011年よりプラクティショナーとして活動を開始。
現在ピアニストの立場からフェルデンクライスを活用した効率的な身体の使い方や奏法、ジストニアなど手の故障について研究、個人レッスンやワークショップなど全国で活躍している傍ら、演奏家としても活動を続け、東京を中心に定期的なソロリサイタルやオーケストラとの共演などソリストとして活躍中。また室内楽奏者としてもデュオからクインテットまで数多くのコンサート実績を持つ。
(一社)全日本ピアノ指導者協会正会員。PTNAジャスミンTAMAステーション代表。フェルデンクライスプラクティショナー。大阪芸術大学非常勤講師。
●ブログ:ピアニストのためのフェルデンクライス http://fk4piano.musicstudio-c.com
かさみ康子 かさみ康子
フェルデンクライスメソッドでは個別性と同時に普遍性を重視します。「ひとりひとりがちがう」と同時に「だれもがおなじ」であるということです。ジストニアも、ピアニストも音楽家も「特別な」ものではない。人間は皆同じように「不適切な学習」によって起きる問題を抱えて生きているのであり、感覚と動きを利用した自己学習によってそれを解決するのがフェルデンクライスの目的なのです。もちろんその学習のプロセスは生涯を通して行われるものですが、自分を知り、動きを学ぶ過程は好奇心と創造性に溢れています。
ピアニストのジストニアという大変興味深い症状に正面から立ち向かっていらっしゃる松本裕子さんと今回一緒にワークショップを行うことで、個々の症状に寄り添いながらも普遍的な方向性を探すフェルデンクライスの効果を明らかにすることができることを期待しています。
Profile 【フェルデンクライス・ジャパン代表 かさみ康子】
舞踊家としてのキャリアを経て、1995年にNew Yorkでフェルデンクライス・プロフェッショナルトレーニングに参加。2000年にトレーニングを修了。以来プラクティショナーとしてインテンシヴに活動している。2003年、フェルデンクライス・ジャパン設立。レッスンやワークショップの指導に加え、海外から講師を招いてのプロフェッショナルトレーニング、様々なワークショップの開催、執筆、翻訳、出版など、日本におけるフェルデンクライスメソッドの普及とレベルの向上に尽力している。
監修『脳を刺激して心と体をラクにするエクササイズ〜フェルデンクライス入門』(マガジンハウス)
著書『はじめてのフェルデンクライス』(地球丸)
訳書『フェルデンクライスの脳と体のエクササイズ』(晩成書房)

CD

音楽家のためのフェルデンクライス音楽家のためのフェルデンクライス FI詳細
・フェルデンクライス メソッドとは
・ジストニアへのアプローチ
・音楽家のフェルデンクライス体験談


go_top