■ Special Contents Vol.3
南カリフォルニアにダナ・レイさんを訪問(2010年12月8日〜21日)

 

Part1 真夏のようなサンディエゴで、ダナ・レイさんと再会

~~プールのある庭に面したセッションルームはとっても素敵!
余裕のある環境を持つことが、素晴らしい仕事をするための条件かもしれない~~

目的は2010年夏のFPTPセグメントにお招きしたトレーナー、ダナ•レイさんを訪問して、色々学んだり、情報交換したり、セミナーに参加したりということ。2週間という余裕のある旅行を可能にするために、出発前は必死に雑務をこなし、あとを秘書さんにお頼みして、出かけることができました。快挙です!

サンディエゴはカリフォルニア州の南部の太平洋岸にあり、気候は砂漠と太平洋の接点という土地柄から急激に変化し、普段からメリハリがかなりキツいそうです。それに加えて、地球全体の気候変動もあり到着後数日は「普通じゃない」という言葉を何度も聞くほどの暑い日が続き、帰国前には、対照的な雨の降り続く寒い日々を経験しました。

12月8日にサンディエゴ空港に到着した時は、真夏のような日差しと、半袖やタンクトップで歩き回る人々に驚き、なんだか笑いが止まらない気分になりました。場違いな冬物ジャケットを着た私を迎えに来てくれたダナさんの秘書、トーニャさんはノースリーヴの白いワンピースを着ていました。空港からダナさんの自宅までは車で30分ほどですが、ギラギラと照りつける太陽と、乾燥した砂漠の大地を見ながら、大陸に来たなあと実感しました。

ダナ・レイさんは8月にFPTPの3週間のセグメントを指導していただくまでは、前年に1度お会いしただけだったのですが、外側は柔らかく中心はしっかり強い存在感とソフトでストレートな指導ぶりにすっかり惚れ込んでしまいました。誰に対しても、どのような状況でも、ほとんど決して感情的にならず、集中力が途切れることがなくタフ。トレーナー、というかプラクティショナーにも色々なタイプがあり、個性がはっきりしているから面白いのだけれども、ダナさんのような指導ができたらいいなあと、単純にあこがれの気持ちを持ち続けたのが夏の3週間でした。

彼女は自宅をオフィスとしても使っていて、フェルデンクライス・プラクティショナーとサイコセラピストの2つの仕事をおよそ半分ずつこなしています。サンディエゴの海からさほど遠くない(歩いてビーチに行ける距離)ところにある自宅は広くて、プライベートな部分の他に、セッションスペースが2つと事務所があって、個人指導をする仕事環境としては完璧です。通常は月曜から木曜まで、毎日8人ほどのクライアントと会っているのでかなりの忙しさです。

今回の旅行の目的のひとつは、ダナさんを訪ねて個人指導を受けることでした。滞在中にFIレッスンを5回、FIフィードバックを3回受けることができて、大変に勉強になりました。やはり、プラクティショナーとして本当に力をつけていくためには、こういう個人的な指導を受けることが必要だなと実感。フィードバックを申し出てくれたダナさんに感謝しています。彼女の指導は分かりやすく、きちんと筋が通っていることと、大変センシティブで、受けているとこちらの感覚がどんどん引き出されて行くのが分かります。パワフルであるということは、力を使うことではなく、基本に基づいて迷わずダイレクトにアプローチすることだなとも感じました。

指導を受ける以外にも貴重な体験だったのは、子供のレッスンを見学させていただいたことです。ダナさんは、障害のある子供のレッスンも多くやっているのですが、2人の脳性麻痺のお子さんのレッスンを2、3回ずつ見学しました。ひとりは4歳で2年間ほどレッスンを受けていて、もうひとりは2歳で4ヶ月ほど受けているということで、どちらも男の子でした。4歳の子は、部屋の中を嬉しそうに走り回り、飛び跳ね、しゃべり、普通の子供とほとんど変わらないほどにまで成長を遂げていました。なんというプロセスを経て来たのでしょう!実に驚きました。2歳のお子さんは、レッスンの初めは仰向けに寝たまま動きがほとんどないのですが、最後にはエネルギッシュにおもちゃに手を伸ばしながら伝い歩き(支えられながらですが)します。子供の学習能力がいかに大きいかが実感され、レッスンを続けることがどのような成果をもたらすかを実際に見ることができて良かったです。私もあのような仕事ができるようになりたいと思いました。

ダナさんは今年7月にアドヴァンストレーニング(「発達の動きから」(仮題)と、ワークショップ(「サイコセラピスト、教師のための フェルデンクライス•ワークショップ」)の指導のために来日されますが、期待が大きく膨らみました。ぜひとも彼女の素晴らしい指導を多くの人々に体験してもらいたいと思います。


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メモ ダナさんのお宅には、ワンちゃん(コリー犬のダンカン)と猫ちゃんがいます。 とってもフレンドリーな彼らは私の遊び相手になってくれました。
仕事で疲れても、窓の外は自然がいっぱいだし、ペットはいるし、、、。 いいなあぁ!癒されるだろうなぁ!

Donna Ray

フェルデンクライス・トレーナー
1986年~ フェルデンクライスプラクティショナー
1997年~ フェルデンクライストレーナー
ダナは世界的に知られているサイコセラピストであり、フェルデンクライストレーナーである。彼女は両方の領域で25年のキャリアを持ち、赤ん坊、特別な問題を抱えた子供たちを含め、あらゆる年代の人々と関わって来ている。彼女が取り組んでいるのは、心身の痛み、トラウマ後のストレス、不安症、性的機能障害、うつ病、学習障害などに及ぶ。それと共に、体および内的な優雅さを身につけたいという人とも関わっている。個人、家族、カップルに指導を行う。加えて、世界中でワークショップとトレーニングを指導している。個人指導はカリフォルニア州サンディエゴ、カーディフで行っている。
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