■ Special Contents Vol.3 Part2
南カリフォルニアにダナ・レイさんを訪問(2010年12月8日〜21日)

ダナ・レイさんと共にサンディエゴ在住の有名トレーナーとしてあげられるのが、エリザベス・ベリンジャーさんです。エリザベスさんは、FPTP Tokyo2の指導のために2012年4~5月に来日する予定ですが、世界的に有名な、活動的で実力の高いトレーナーです。私は、1995年からNew Yorkでプロフェッショナルトレーニングに参加したのですが、2年目(1996年)に3週間エリザベスの指導を受ける幸運に恵まれ、それ以来彼女は私のあこがれのトレーナーでした。歯切れ良く、ストレートで明晰な授業は、生徒に「知覚の果てしない海」に漕ぎ出すのに必要な勇気を与えてくれます。


右から、エリザベス、ダナ、康子

 

Part2 Feldenkrais Resourcesを訪問し、エリザベス•ベリンジャーさんと会う

~~15年前からのあこがれのトレーナーはやっぱり最高にかっこ良かった!
小さめに「自分サイズ」になったFeldenkrais Resourcesをベースに活躍するエリザベスと、サイコセラピイとフェルデンクライスを自在に指導するダナ。世界で活躍するふたりの素晴らしいトレーナーとの会談は旅のハイライト~~

エリザベスさんが主宰しているのが、フェルデンクライス関連の書籍やDVD、CDを販売し、数多くのプロフェッショナルトレーニングやワークショップを開催しているFeldenkrais Resourcesです。長くバークレーにあったのですが、エリザベスの引越に伴い、サンディエゴに移転して3、4年経ちます。そのFeldenkrais Resourcesを訪問してエリザベスさんに会う機会をダナさんがアレンジしてくれました。

サンディエゴ市街にありますが、バークレーの頃に比べるとこじんまりしたスペース。陽射しの柔らかさが印象深いスタジオと、オフィス、エリザベスさん専用のセッションルームがあり、小さな裏庭には木や池があり素敵です。ちょうど出版したばかりの、エリザベスさんが編集したモシェの著述集 “Embodied Wisdom”が積まれていました。早速いくつかのCD、DVDと書籍を購入。エリザベスさん、ダナさんと一緒に近くのレストランに行き、朝食を食べながら談笑して、貴重な情報交換をすることができました。彼女を日本に紹介することができることは大変な喜びです。今から2012年が楽しみですし、いつか彼女のワークショップやアドヴァンストレーニングを日本で企画したいと強く願っています。

2週間も東京での仕事を休んで海外に行くのは勿論大変なことです。しかも、帰国後すぐにFPTP Yokohama1 の最終セグメントを控えているというのに、、、。(なんて非常識なことだろう!)新しく購入したMacbook Airがあったことと、留守番してくださった秘書さんのおかげです。深く感謝しながら長めの滞在を楽しみました。

第2週は、2日間のロサンジェルス行きがメインになりました。ロスでは、ダナさんが長く学んでいる脳科学者Dan Siegalのセミナーに出席し、毎月1回ロスで開かれているダナさんのメンターグループのワークショップに参加するのが目的です。

昨年8月に来日した時も、トレーニング授業で、認知神経科学の話を盛んにしていたダナさんですが、基盤となるのがDan Siegelや最新鋭の脳科学者の研究です。セミナーは定期的にロスで開催されているものですが、優秀なサイコセラピストや心理学者、精神科医が大勢集まり、説得力たっぷりのレクチャー(ちょっとアップル社長のデモに似た雰囲気!)に食い入るように聞き入っていました。私は英語力の限界もあり、理解はあまりできなかったのですが(汗)、ダナさんの指導の背景となるものですから、これからしっかり勉強したいと思いました。ダナさんは7月に2日間の「『伝えあう脳とからだ』 カウンセラー、サイコセラピスト、教師のためのフェルデンクライス・ワークショップ」を指導してくださる予定ですが、大変興味深いものになるだろうと楽しみです。

翌日には、ダナさんが月1回指導しているプラクティショナーたちのメンターグループのセッションにゲスト参加させていただきましたが、やはり興味や意欲のレベルが高く、互いにフィードバックを提供することがプラクティショナーの成長にとって欠かせないことだと思いました。ダナさんがこの日に提供したのは、FIレッスン時にプラクティショナーが自己フィードバックするための自作のチャートでしたが、元になっている心理学者Alan Fogelの仕事など、大変興味深く思いました。参加者は最近トレーニングを卒業したばかりのプラクティショナーもいれば、何十年ものキャリアがある方もいて、ATMクラスにどうやって人を集めるかという実践的な話から、レッスンの詳細な内容にいたるまで、様々な話題について活発な意見交換がありました。最も面白かったことのひとつは、ダナさんがATMレッスンを指導しながら、動きの指示をする毎に、今脳がどのように反応しているかを述べるという試みがあったこと。これはぜひ、7月のアドヴァンストレーニングでもやってもらいたいとお願いしておきましたのでプラクティショナーの方はお楽しみに。

ロスでは、ディズニーコンサートホールで、オルガンとソプラノによるクリスマスコンサートにも行くことができて、楽しい思い出になりました。他にも、シーズンだけあって、ダナさん宅も含め、パーティーが3回あり、貴重な体験になりました。よくしゃべり、よく食べて、ほどほどに(!)飲み、日本にいる時とは違うコミュニケーションスタイルを充分堪能しました。

カリフォルニアの風土も影響するのだろうとは思いますが、ダナさん特有のゆったりした感じに支えられて、久しぶりのアメリカ滞在はとても有意義なものになりました。パーティーの帰りなどでも、”I learned a lot.”(すごく学んだ!)などと言うと、すかさず、”What did you learn?”(何を学んだのか?)と聞いてくる、、、。異文化の間を自由に行ったり来たりするためには、自分自身をどのように設定しなければならないか、ということがひとつのテーマでしたが、すべてスムーズで、この数年間、トレーニングのオーガナイザーとして働く間に成長していた自分を感じていました。また、ダナさんのパートナーでもあったマーク・リースさんの著述を翻訳する計画など、新しい課題も受け取ってきましたので、これからの展開が楽しみなつながりになりました。

(2011年2月記)

下記ワークショップは終了いたしました。ダナ・レイ

アドヴァンストレーニング

トラウマからの回復

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Vol.4は、「トレーニングスタート」です!


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