■ Special Contents Vol.5 Part1
ステファニー・スピンクさんをメルボルンに訪ねる
~オーストラリアのフェルデンクライス事情~

   
 

念願のメルボルン行き

この3年間、度々来日してトレーニングやセミナーの指導をお願いしているステファニー・スピンクさん。生まれ育ったメルボルンを愛し、家族を愛し、フェルデンクライスを愛し、、。そんなステファニーとの信頼関係はフェルデンクライスで得た最も大切なもののひとつです。彼女がいつも写真を見せて説明してくれる自慢の庭を、ついにこの目で見ることができました。

今回の旅行の第1の目的は、メルボルンで開催されたジェリー・カーズンさんのアドヴァンストレーニングに参加することでした。同時にステファニーを訪問できるなんて、こんなチャンスはなかなかない!以前からずっと希望していたメルボルン行きが、アドヴァンストレーニング参加によって可能になった(!?)というところでしょうか。短期間ではありましたが、中身の濃い訪問でした。

ステファニーとの付き合いは、第1期FPTPで、当時はまだアシスタントトレーナーだった彼女を招いたことから始まりました。2年目の夏、3年目の春、そして夏、、、。3回に渡る長期滞在ですっかり日本に慣れ、信頼関係を気づいたことが、その後のワークショップのための3回の来日につながりました。チャーミングな微笑と熱心な指導ぶりはトレーニング生徒の間でも信頼感を持って受け止められ、主催者(つまり私です)に対しても様々な面でプラスの影響をくださった方です。

彼女は昨年、トレーナーになりました。私はアシスタントトレーナーになったので、2人とも良い進展があったわけです。そろそろ世界各地のトレーニングからオファーが来ているとか、、、。いつの日か、フェルデンクライス・ジャパンのFPTPでもステファニーにトレーナーとして指導をしてもらいたいと思います。


カンガルー、コアラ、南の果ての海

日本人はよく旅行するオーストラリアですが、私はなにしろ南半球行きは初めてです。
動物は楽しい!休日は嬉しい!こんなに自然ばかりの環境って、スゴい!
なんだか気持ちも大きくなってきます。

滞在8日間(到着日をいれて)のうち、4日間が観光、残りの4日間がアドヴァンストレーニング参加というスケジュールだったので、メルボルン空港で会った時は、ステファニーも私も、「やったね!」「さあ、遊ぼう!」というモード全開でした。メルボルン市街から車で40分ほどのところに彼女の自宅はあるのですが、自然に囲まれた美しい地域です。すぐにドライブに出かけ、付近の小さな街や自然(街以外は全部自然!)を探索。野生のカンガルーが群れているのを遠くから観察したり、大きな鳥に驚いたり、洪水の跡を見たり、、、。そうそう、オーストラリアは近年、洪水や自然火災など地球の環境異変の影響で異常な出来事が多いのです。

翌日は、ステファニーとジョージ(パートナーでプラクティショナー)と一緒にサンクチュアリに出かけました。真夏の陽射しでヘトヘトになったものの、コアラやカンガルーの歓迎(?)を受けて、楽しい夏休みでした。コアラのそばに行きましたが、なにしろズーっと食べているのでした。食べるか寝るか、ですかね?コアラは抱っこしたら危ないそうです。鋭いツメでガシっと木につかまるようにするから、ツメが骨まで食い込むのだそうです。それにしても、動物は面白いです。

ホスピタリティーのかたまりのようなステファニーは、私の滞在期間を完全に休みにしてくれていました。メルボルンはオーストラリア大陸の南にあるのですが、車で時で1時間半ほどで海辺のリゾート地があり、その周辺の海は今までに見た海とは雰囲気が全然違っていました。「あっちは南極だよね!」と言いながらはしゃぐ私の目に映る自然は、不思議な色彩と静けさ、スケールを感じさせました。ぜひ、また行ってみたいところです。

ステファニーは長年Aus TAB(トレーニング認定会議:FPTPやアシスタントトレーナー、トレーナーの認証をする)のチェアパースンを努めていたことからも分かるように、理念を大切にして、フェルデンクライスのコミュニティーのために尽くす精神の持ち主です。TABのチェアは勿論ボランティアだし、大変仕事が多いのです。

滞在後半4日間は、オーストラリアのフェルデンクライスギルド(プラクティショナーの職能組織、私も海外メンバーです。)主催によるアドヴァンストレーニングに参加しました。勿論、ステファニー、ジョージと一緒です。参加者皆が、ステファニーがトレーナーになったことを喜び、ひとりひとりが「おめでとう!」と彼女のところに来て話しています。日本からの参加者は私ひとりでしたが、色々なひとと交流し、充実した時間でした。

「ステファニー・スピンクさんをメルボルンに訪ねる~オーストラリアのフェルデンクライス事情~」(2) >>
<< Special Contents 目次に戻る

メモ ステファニーの指導は、分かりやすく、丁寧。彼女は仕事の準備を念入りにする人です。ワークショップやトレーニングで教える時も、毎日指導の内容を何通りか組み立ててノートに何ページも書いています。理路整然としていて、彼女と一緒に仕事をするのはワークショップの組み立て方を学ぶ上でとても貴重です。ただ、テキストやセミナー指導の翻訳は難しくて、私にとってはチャレンジです。

moti nativ

Stephanie Spink

フェルデンクライス・トレーナー
1991年にメ ルボルンでの第1期フェルデンクライス・プロフェッショナルトレーニング(FPTP)を卒業。理学療法士として、1997年以降、オーストラリアとニュー ジーランドで機能解剖学のワークショップも指導している。アシスタントトレーナー (1998-)としては、メルボルン、シドニー、パース、ニュージーランド、サンフランシスコ、そして日本のトレーニングで指導をしている。
プロフィール詳細 >>


go_top