■ Special Contents Vol.6 Part2
アラン・クェステルさんインタビュー(2011年7月にスカイプで行われたインタビューです)

Part2 フェルデンクライスメソッドをもっともっと世界に広めたい

教えること、生徒や友人との交遊が大好きなアランの仕事ぶりや生き方は、本当にフェルデンクライスメソッドそのものを体現しているように思えます。ユーモアとデリカシー溢れる指導で、日本の生徒達に目標を示してくれるのではないかと楽しみです。また、彼はビジネスのセンスもあり、広報活動やマーケティングへの意識が高いひとでもあります。日本のフェルデンクライスコミュニティーにとって、この夏のセグメントは大きな意味を持つことになるでしょう。(インタビュー:かさみ康子)

 

どのように広めていくか、いつも考えています


アラン
(以下A)
FMはたくさんのものを人々にもたらすことができて、本当にすごい。機能を向上させ、痛みを減らし、スキルを向上させ、脳を活性化し、若返りを助ける。自分自身を探索するためのフォーラムを提供してくれるんだ。創造性が増して、ゴールではなくプロセスを尊重するようになり、知らなかったことを発見する助けをし、人間として成熟し充実することができ、やりたいことや夢は何なのか、気づく助けをする。そして、もっともっと自分自身を好きになり、そんなことができるとは思えなかったぐらいに、自分自身とつながることができるんだ。
かさみ
(以下K)
本当にそうですね。ありがとうございます。
では、次の質問です。これからの人生で何をしたいですか?
A そうだなあ、僕にははっきりと成し遂げたいと思う目標があるね。まず第一に、FMが広い意味で世界中で知られるようになるということ。これまでの30年、FMの認知度は世界中で飛躍的に向上したけれど、もっと知られることが必要だと思う。

僕が制作したDVD「Pregnant Pauses」(妊産婦のためのFM)はそういう方向性で作られたものです。僕たちの仕事を、ずっと増え続ける人々に伝え、その人たちが他の人々に、子ども達に、パートナーや親に伝えて行く。
このグループから次の世代のプラクティショナーになるためのトレーニングを受けようとする人たちが出て来ることを、僕たちの仕事を未来に向けて前進させてくれる若い世代につながっていくことを期待しているんだよ。
K 素晴らしいDVDができましたね!私も昨年発売された時にすぐに購入して、ちょうどトレーニーに妊産婦の方がいたので一緒に見ました。こんな素晴らしいDVDがFMの世界で出たことは本当に良いことですね。フェルデンクライス・ジャパンでも販売しようと計画しています。
A それは素晴らしいプランだね。何か協力できることがあれば、何でもするからね!
K ありがとう!FMをもっと一般の人々に広めることが大事だというのは、私もいつも考えているんです。今はトレーニングやアドヴァンストレーニングをオーガナイズすることで手いっぱいになってしまう傾向があり、どうにかしなければと思っています。
A そうだね。以前メルボルンのトレーニングで、生徒たちとマーケティングについて研究していたんだけど、その時に生徒のプレゼンから色々なヒントをもらいました。「Pregnant Pauses」の制作に至ったアイディアもその時に得たものです。僕はアイディアたくさんあるんですよ!会ったら色々話しましょう!
K ありがとう!アランはCDもたくさん出版しているし、ウェブ上でもすごく活動的だし、教えてもらいたいことがたくさんありそうです。
A 僕はFMが発展し続けていくのを自分の目で見たいと思う。モシェという人が常に発展し続けたように、僕たちも発展し、成長し、明晰化し、FMを広めていくのだと思う。僕は、人々が自分自身、そして他人とより良くつながることができるようになるためのFMという「動きを使った運動」の一部分でありたいと思うんです。
K 普段サンタフェにいるときはどんな生活をしているのですか?
A 自宅にいる時は本当に楽しく過ごしています。なんといっても旅行がすごく多いですから、、、。愛犬のスカイと一緒に、埃っぽい道のいっとう奥にある我が家で暮らしています。自宅でのレッスンなどの仕事は(旅行して外でする仕事の膨大さにくらべると)少なく、著述にかなりの時間を費やしています。

友人がたくさんいて、彼らと過ごす時間がもっとあれば良いと思います。毎日犬の散歩のために4マイルほど歩きますが、最近スカイは膝の手術を受けたばかりなので、さほど歩くことはできません。料理をして友人と食事をするのが好きです。小説を読んだり、映画を見るのも好きです。
K 先程の話にもありましたけど、世界中のトレーニングで指導していらっしゃるから、当然旅行が多いのですよね。
今は、どこに行くことが多いのですか?
A う~ん、今は、イタリア、フランス、スウェーデン、それからノルウェーですね。
K 旅先ではどういう生活なんですか?
A 旅行の時ですか、そうですね、、。実は、旅行は好きですかとよく質問されて、いつも「はい」と答えていたのだけど、ある時期になって、僕は教えることが大好きだから、教えるために旅行をするのは悪くないです、と言うようになったんだ。
旅先では、行く先々での異なった食習慣を楽しんで、風景を見たり、人と会ったり、、、。
特に僕が好きなのは、新しい所に行ったらその土地のスーパーマーケットに行って、何を売っているのか探索することです。(笑)

教える仕事がない日はちょっとした旅行をするのが大好き。都会も好きだけど、それよりも田舎はもっと好きで、うんと自然のある環境ではスキューバダイビングをしたりする。
今自分が住んでいる、ニューメキシコ州サンタフェも好きですし、快適な広い家に住んでいます。
K カトリンさんとも同じサンタフェに住んでいるのですよね。
A そうなんですよ。ついこの間も一緒に会って、トレーニングのことについて話し合いました。最近の日本人は床に直接座るのが苦手になったとか、カトリンが言ってたけど、本当?僕が日本に行った時は、まだ皆床に座っていたようだったけど、、、。日本もきっと変わったんだろうなあ、、、。本当に楽しみです。
K よろしくお願いしますね。そうそう、ジョークをあまり言わないでってお願いするのを忘れていた!
A 大丈夫。僕にとってユーモアがいかに大切かを最初に皆に説明するつもりだけど、いつもよりジョークの数はうんと少なくするつもりだから。皆が理解できなくて笑わなかったら、意味がないからね。
K そうですよ。言語が違うと一番難しくなるのがジョークなんです。では、ありがとうございました。

 

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