who's who/フェルデンクライス・プラクティショナーインタビュー/佐野 恵子 Keiko Sano

who's who
フェルデンクライス・ジャパン主催の
第1期トレーニング (2007〜2011)を
卒業したプラクティショナーを紹介します。
Sachiko Inoue
佐野 恵子
FPTP Yokohama 卒業

《インタビュー》
フェルデンクライス・ジャパン代表
かさみ康子

フェルデンクライスを実践する
プロフェッショナル

森 由利子

フェルデンクライス
プラクティショナー

佐野 恵子
吉田 圭佑
和貴子(WAKIKO)
井上 幸子


グループレッスン
「フェルデンクライスTokyo」主宰

ダンサーとしての経歴なかでフェルデンクライスと出会った佐野恵子さん。 現在のコースTokyo2でもスタッフとして後輩トレーニーの学びをサポートし、今年4月には池尻大橋に「フェルデンクライスTokyo」というスペースを開設しました。
人生を拓くためにフェルデンクライスを選んだ女性のインタビューです。
(インタビュー:かさみ康子)

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<自分の特性と経験を生かしたい>

かさみ 康子(以下K):佐野さんがフェルデンクライスを始めたのは、どういうことがきっかけだったのでしょう。プロフェッショナルトレーニングにはいったきっかけは?

佐野 恵子(以下S):ダンスの先生がフェルデンクライスを勉強している方で、ダンスのレッスンのなかで踊りに役に立つからと1年くらいずっと教えてくれました。ですから、最初はフェルデンクライスっていうものだとは知らないで習っていたんです。
その後、踊りをやめることにしたのですが、ずっと動いてきた自分の特性を生かして何かできるものはないかと考えて、フェルデンクライスが良いかなと思いました。ダンサーは、怪我が多いし、テクニックを上げるという課題もある、そういう意味でダンサーのためにもフェルデンクライスが役に立つのではないかと思いました。
私が第1期のトレーニングを見つけたころは、すでに1年目の途中だったので、ずいぶん迷いましたが、やはりやってみようと1年目の第3セグメントから始めました。

K:どんなダンスをやっていたのですか?また、フェルデンクライスがダンスにどんなふうに効果的があると思いましたか?

S:モダンダンスがメインでしたが、バレエ、ジャズもやりました。私は、現役のダンサーとしてフェルデンクライスを経験する期間は短かったので、直結してつなげるのは難しかったんです。学んだ感覚を、どういうふうに実際に踊りで生かせば良いのか、よく分からなかった。だからこそ興味があり、実際にトレーニングにはいって、学んだ方が早いかなと思ったんです。

K:当時ご自分のなかで良く分からなかったダンスとのつながりが、「今なら分かる」ということはありますか?

S:あります。ダンサーの生徒さんの中に、ひとりだけ現役の方がいて、彼女にレッスンの後でどういう変化があったか報告してもらうようにしています。何が役に立つか考えて、レッスンで提案して、やってみる。彼女にとってはスキルアップだけでなく限界を少しずつ外して踊ることができるようになり、どんどん楽しくなっています。
私はもう踊っていないのですが、自分自身もできなかったことがたくさんあったので、なんでできなかったかという過去の経験と、今経験していることとがつながってヒントになることが分かります。

<「自分が好きじゃない」と言えた、、、>

K:FPTPのトレーニングのことについてはどうですか?思い出してみて、印象に残っていることや、良かったことなど、、、。

S:1年目の途中からはいったので、ついていけるかなと大変心配しました。他の生徒達は色んなことを知っているなと思ったし、授業が良く分からないと、劣等感のようなものも感じていたと思います。でも、最後まで頑張れたのは、多分全然分かっていないということそのものが魅力的だったのです。
トレーニング中にダナ・レイ先生のFIレッスンのデモンストレーションの時に、「何で始めたのですか」と聞かれ、「私は自分が好きじゃないから」と正直に言えたんです。それまでは、踊りがなんとかで、とか言っていたんだけど、「自分のことが好きではない」ということが根元にあったのだなと分かり、それが初めて自分で言えるようになったのが大きな経験でした。
それと4年間やって卒業したといっても分かっていないことがいっぱいある。このまま終わりにするのは嫌だ。もっとやれば、できるようになるのではないかと思うようになったということが大きかったと思います。オーガナイズして下さったかさみ先生のような先輩に出会ったことも良かったです。

<いろいろなプラクティショナーのレッスンを受けられる場を作る>

K:ずっと頑張って続けてきて、卒業から3年間たって、「フェルデンクライスTokyo」というのを始められました。本当に素晴らしい活動を主催していらっしゃると思うのですが、基本的なコンセプトは?活動状況はいかがですか?

S:フェルデンクライスをやりたいと思ってもなかなか場所が探せない、あちこち行かなければならない、などと周囲から良く聞いています。それで、仲間がこれだけいるのだし、そこに行けば、色んなひとのフェルデンクライスが受けられるような場所があっても良いのではないかと思ったんです。ダンスだったら、スクールやオープンクラスみたいなシステムがあって、そこに行くと色んな先生のレッスンを受けることができる。フェルデンクライスも、ここに行くと何人かプラクティショナーやスチューデントティーチャーがいて時間帯もレッスンの種類も選べる場があっても良いなと面白いと思っていました。そういうアイディアを実現しようと思って始めました。
まだそれほど人は来ないのですが、ホームページやfacebookは見て下さっているようですね。アクセス数は順調に上がっています。3ヶ月に一度くらい必ずイベントをやるようにしています。まず、ちゃんと活動しているということを知ってもらう。少しずつ増えて行けばいいなと思っています。

<プラクティショナーとして成長し、活動を広げたい>

K:フェルデンクライスTokyoの活動以外に自分自身がこれからどういうふうになりたいとか、プラクティショナーとして何をしていきたいと思うか?

S:フェルデンクライスは色んな人の役に立つ、応用性が高いものだし、これをずっと教えて行きたい。それと同時に、分からないこと、知らないことがすごくいっぱいあるので、これからもずっと勉強を続けながらレベルアップして行こうと思っています。ビジョンとしては、プラクティショナーとしてちゃんと、趣味ではなく仕事として、レッスンを続けて行くことができれば、と思います。対象は、特別にダンサーとかでなくても、主婦やOL、サラリーマンの方でも、皆何かのトラブルを抱えているのでそこにアプローチしたいです。

フェルデンクライスは何なのかということを伝える時に、うまく説明できなくて、それも課題だと思っています。理解してもらえれば、フェルデンクライスに親しむクライアントさんが増えて、プラクティショナー達も生きていきやすくなる。まずは、来てもらう、ということ!宣伝が大事だということを感じますね。もっとフェルデンクライスをちゃんと捉えて、わかりやすい言葉で伝えることができるようになりたいです。

K:佐野さんのセンスと持続力はとても素晴らしいものですし、努力が実って、これから発展していくと思います。フェルデンクライス・ジャパンもfacebookやウェブサイトを広報活動のツールとして使い、フェルデンクライスが広まり、プラクティショナー達が活動しやすくなるように支援しています。皆が良くなっていくようにしたいですね!これからも応援していきますからね!

(2014.7.14)


【佐野 恵子 Keiko Sano】東京都在住。
フェルデンクライス・プラクティショナー、「フェルデンクライスTokyo」主宰
■HP「フェルデンクライスTokyo」
■facebook「フェルデンクライスTokyo」


イントロダクションWS

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