フェルデンクライス体験談Testimonials

フェルデンクライス・ジャパンの
レッスンを体験された方々から、
レッスンを受けた感想をお寄せいただきました。

  • フェルデンクライスで生まれた心のスペースで介護生活に向き合えました。

    51歳 デザイナー フェルデンクライス歴2年

    私がフェルデンクライスと出会ったのは、母が長期入院から退院したことがきっかけでした。日常の生活に戻るサポートとして負担のかからないボディーワークはないだろうかと探していたところ、友人から紹介されたのです。試しにまず自分が体験してみたところ、これは母だけではなく自分に取っても必要なエクササイズだと実感しました。

    当時、私は母の介護生活で少し疲れを感じていたのですが、レッスン後に体の安定感が増し、以前よりも体が軽く感じられるようになりました。そして、心の中に活力の灯がぽっとついたようになり、キャパシティがいっぱいになっていた自分の心に、空きスペースができていることに気づいたのです。私はこの感覚に驚くとともに、「これで母や家族に切羽詰まることなく向き合うことができる」と救われたような気持ちになりました。

    レッスンはお手本がなく、ひたすら自分と向き合い、集中し、探索していくというプロセスを楽しんでいます。今では、以前より自分を客観的に観察できるし、物事をシンプルに感じ取ろうとするアンテナが伸びていることを実感しています。

    この本を手に取られた方はすでに好奇心をお持ちのはずです。「こうでなければいけない」という思考から自由になり、なるべくオープンマインドでエクササイズを行ってみると気づきも増えていくことでしょう。フェルデンクライスによって自分自身を探索し、持っているものを最大限に活かす。これって究極の“エコ”ではないかと思っています。

  • ぎっくり腰による腰痛が改善。心身ともにバランスが整う感じがします。

    44歳 主婦 フェルデンクライス歴1.5年

    過去にぎっくり腰を繰り返していたため、ひどい腰痛持ちで、首や肩の痛みも頻繁に起きていました。ずっと「痛みのない生活がしたいな」と思っていたところ、フェルデンクライスを知りました。当時は、アメリカで暮らしていて、何か体を動かす習い事を始めたいと手にとった地域情報誌に、クラスの紹介があったのです。

    初めてレッスンに参加すると、私のように痛みを抱えている人や車椅子の人もいましたが、先生はそれぞれの人が無理なくできる動きを紹介してくれて、仰向けに寝ることが難しい人は座ったままで受けていました。そしてレッスンが終わると、皆何かしら体に変化を感じたのか、口々に「Amazing!!」と言っていました。私も「この体全体が楽になった感覚は何だろう?」と驚き、通い続けることにしました。日本に帰国してからも日本のレッスンに通い、ますますフェルデンクライスの魅力にはまっています。毎回、今までしたことのないユニークな動きをするのが面白いです。

    フェルデンクライスを始めてからは、ひどい腰痛になることがなくなりました。レッスンを受けた後は、気持ちが晴れやかになり、心身ともにバランスが整うように感じています。また布団に入ったときに首の動きや、目の動きをすると、スッと眠ることができます。先日はレッスンで顎の動きを教わったのですが、顔の力が抜けて体の緊張がほぐれたので、日常生活でも取り入れています。特に、私は運転が得意ではないので、運転の前に行うと、ほどよくリラックスできて助かっています。ヨガやエアロビクスなどとは違って、がんばらなくていいし、動きは小さい。なのに、効果は大きい。この不思議で楽しいフェルデンクライスを一人でも多くの人に知ってもらいたいです。

  • 体も考え方も自由になり、これまで自分のことを過小評価していたと思いました。

    48歳 会社員 フェルデンクライス歴6ヵ月

    もともと体の仕組みや動きに興味があり、自分の体を知る方法の一つとしてヨガスタジオに通っていました。そこでヨガとフェルデンクライスを融合させたレッスンに参加したのが、フェルデンクライスとの出会いでした。その後雑誌やテレビなどでよく目にするようになってさらに興味がわき、本格的に始めました。

    レッスンの後はいつも、体の変化に驚かされます。先日はリュックを背負ってレッスンに行ったのですが、帰る時にリュックと背中の間に今までになかった隙間ができていました。それだけ背筋が伸びてたということです。体だけじゃなくて精神的にも変わります。うまく説明できないのですが、狭くて息苦しい部屋から外に出たときのような、不思議な開放感を得るんです。それでいて、どっしりと地に足が根づいているような安心感もある。心身ともに明らかな変化を感じられます。

    こうした体験をするうちに、物事の捉え方も自由になってきました。例えば「今自分は困難な状況にある」と思っていたことが、「大変だけど、どうにかなってる……あれ?本当は困難じゃないのかしら」という考え方になってきたんです。困難な状況にあると決めていたのは、紛れもない自分だったんだと。きっと普段はしない動きをすることによって、脳の使っていなかった部分が活性化されるんじゃないかと思います。だから、自分のことを俯瞰して見られるようになる。これまで自分は自分のことを過小評価していたなぁ、と思いました。脳を活性化するという意味で、フェルデンクライスを始めてから、日常生活でもいつもと違う動きをあえてしたりしています。利き手と逆の手でドアの鍵を開けるなど、些細なことですが、動きがパターン化しないための心がけを楽しんでいます。

  • 苦しんでいる人に、「心地よい自分」に戻ってもらいたい。フェルデンクライスは、私が求めていたものでした。

    40歳 セラピスト フェルデンクライス歴10ヵ月

    20代の頃は、上場企業やベンチャー企業などに勤めていて、いわゆるバリバリのキャリアウーマンでした。そのため、職場には働き過ぎで心のバランスを崩してしまう人が何人もいて、よく相談にのっていました。それ以外にも、昔から友人などに悩みを打ち明けられることが多く、プライベートの延長で、数年前にセラピストになりました。