音楽家のためのフェルデンクライス
ジストニアへのアプローチ
Feldenkrais for Musicians

音楽家を悩ます
フォーカルジストニアとは?

思い通りに指が動かない、指先のコントロールが出来ない……このような症状から始まり、多くの音楽家ピアニストを悩ませているのが「フォーカルジストニア」(局所性ジストニア)という病気です。

音楽家を悩ますフォーカルジストニアとは?

多くの患者が、「練習不足だろう」という気持ちから練習時間を増やすことで重症化していくケースが多くみられます。現在さまざまな観点から治療の研究が進んでいますが、なかなか最善の治療法が見つかるまでには至ってないようです。ピアニストの5%がこの障害に悩んでいるというデータもあり、潜在的な患者数は想像をはるかに超えるでしょう。もちろんピアニストのみならず、弦楽器奏者の指、管楽器奏者の唇等々その症状の出る部位についてはその楽器の特性と重なっています。アスリートにも同様の症状が見られます。

この病気の特長は、筋肉や靭帯、関節など組織の疾患ではなく、痛みが伴うものではないことです。専門的な特殊な行為(動き)にともなってなんらかの変化が脳のなかで起こり、本来の精密さとは整合性のない動きが現れる症状だとされています。また日常生活においては不自由さをさほど感じない方も多いでしょう。研究では脳神経系へのアプローチが有効であることは明らかなようです。

レッスン体験者のコメントTestimonials

忘れていた昔の記憶・感覚が甦えり、希望の光が持てました。

安部様(仮名)
フォーカルジストニアの症状があるピアニスト
プライベートレッスン受講

何かがおかしい……と指に異変を感じ始めてから20年。西洋医学、東洋医学、数えきれないほどの治療をトライしましたが全く効果がなく、微塵の変化も感じることが出来ませんでした。音楽家のジストニアを知り、また再度治療を試みましたが何も見出だせず挫折、治療への意欲もなくなり諦めかけていました。

そんな矢先、人の勧めでフェルデンクライスのレッスンを受けてみたのです。半信半疑で受けたのですが、レッスン後、ピアノを弾いた瞬間の感覚……こんな動きをしていた!!……忘れていた昔の記憶・感覚が微かに甦えり、細くはありますが何か指先への繋がりを感じた瞬間でした。大きな変化ではありませんが、この一筋の小さな変化・希望の光が本当に嬉しかった。この小さな希望・願望が、やがて「復帰」という現実へ繋がる道になりえる!という予感、期待を強く感じ、今はジストニアとしっかり向き合い克服したいと思っています。

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